Kdenliveを使う(1):導入
無料でオープンソースのビデオ編集ソフト「Kdenlive」があまりに素晴らしく、驚いています。以前のブログでも書いた「もっと最初から使っておけばよかった」の一環と言えるほど、その完成度に感動しました。無料でありながら、以前使用していた有料ソフトウェアと同等、あるいはそれ以上の使い勝手を感じる場面が多々あり、今後はこのソフトをメインに据えていこうと考えています。
Kdenliveは非常に歴史が長く、古くから開発が続けられてきたソフトです。自分自身の無知ゆえに、その存在を今まで活用できていなかったことが悔やまれるほど、「もっと早く出会いたかった」と痛感しています。
ライセンスの制約から解放されるメリット
「無料」であることの最大の利点は、単にコストがかからないことだけではありません。現代のマルチデバイス環境において、ライセンスの縛りがないことは極めて大きな強みです。
私のように一人で数台のPCを使い分けている場合や、一台のPC内でも仕事の内容に合わせて「マルチアカウント(複数のユーザー名)」でログインしている場合、商用ソフトでは以下のような不便が生じがちです。
- アカウント間の壁:
同一PC内であっても、ログインユーザーが変わるだけでライセンス認証が求められたり、制限がかかったりする。 - 複数台利用の制限:
別のPCで作業しようとすると、既存マシンのライセンス解除(disable)と新しいマシンでの有効化(enable)を繰り返さなければならず、非常に手間がかかる。
商用ソフトでは、使うたびに「片方のマシンで無効化し、もう一方で有効化する」という作業が煩雑でした。しかし、Kdenliveであれば、どのPCのどのアカウントであっても、インストールするだけですぐに作業を開始できます。この「自由さ」こそが、クリエイティブな活動を支える重要な要素だと感じています。
導入
まずは以下にKdenliveの導入手順を解説します。
Step 1:インストーラーのダウンロード
- まず、ブラウザでURL欄にhttps://kdenlive.org/download/と入力しダウンロード画面を表示してください。
- Windowsをお使いの場合は、Windows用のインストーラー(Installable)を選択して、実行ファイルをダウンロードし保存します。
Step 2:インストール作業
- ダウンロードした導入ファイルをダブルクリックして実行します。
- ユーザーアカウント制御の確認画面が表示されたら、「はい」を選択して進めます。
- セットアップウィザードが表示されます。基本的には設定を変更せず、[Next] ボタンを押し続けて進めて問題ありません。
- 最後に [Install] ボタンをクリックすると、インストールが開始されます。進捗が気になる方は、[Show details] をクリックして詳細を確認することも可能です。
- インストールが終了したら、[Finish] をクリックしてウィザードを閉じます。
Step 3:Kdenliveの起動
- デスクトップ上に作成された「Kdenlive」のアイコンをダブルクリック、または右クリックして開きます。
- 初回起動時に設定画面やスタートアップガイドが表示されることがありますが、まずは [New Project] を選択して、新しいプロジェクトを開始しましょう。
ビデオで解説
これで導入は完了です。具体的な使い方については、次回の記事で詳しく解説していきます。

