Google AI Studioでアナウンサーの様な音声を無料で作る
以前の記事「Kdenliveを使う(1):導入」と「Kdenliveを使う(2):字幕を自動生成」でご紹介したビデオ編集ソフトウエアのKdenliveで利用すると非常に強力ですので是非お試し下さい。
Google AI StudioのTTS(音声合成)について
Google AI Studioは、Googleの最先端AIをビジネスや開発に手軽に取り入れられるツールです。今回使用する音声合成(TTS: Text to Speech)機能には、導入にあたって以下のような非常に大きなメリットがあります。
- 完全無料で試せる「無料クォータ(無料枠)」を用意
Google AI Studioには充実した無料枠が設定されています。プラン変更や課金手続きを急ぐことなく、まずは実際の音質や操作感を心ゆくまでテストすることが可能です。 - 無料枠の目安(文字数換算)
TTS機能の無料枠を身近なものに例えると、「400字詰め原稿用紙で約2,500枚分」もの膨大なテキスト(約100万文字相当)を、毎月無料で音声化することができます。一般的な社内研修用の動画ナレーションや、短尺のプロモーション動画であれば、無料枠の範囲内だけでも十分に作成・運用が可能です。 - ビジネスを加速させる「商用利用」が可能
生成された音声データは商用利用が可能です。企業の公式YouTube動画のナレーション、自社サービスの音声ガイド、社内研修eラーニングのナレーションなど、会社の業務や営利目的のコンテンツにも安心・安全に組み込んでお使いいただけます。
[補足]
上記の「400字原稿用紙 約2,500枚分(100万文字)」は、Google AI Studioにおける標準的なPreviewモデル等の無料枠上限(100万トークン/文字相当)をもとに、社内でイメージしやすいよう分かりやすく例えた表現です。実際の消費量はシステム上のトークン計算に依存します。
それでは、具体的な操作手順を見ていきましょう。
操作手順(例)
Google AI Studioの「gemini-3.1-flash-tts-preview」モデルを使用し、テキスト原稿からナチュラルなナレーション音声を生成・ダウンロードする手順を解説します。
1. サイトへのアクセスとログイン
- サイトへアクセスする
検索エンジンで「Google AI Studio」と検索し、公式サイトへアクセスします。 - Google アカウントでログインする
- 画面に「Get Started」が表示された場合は、ログインが必要です。
- 普段お使いのGoogleアカウント(Gmailのアドレス)とパスワードを入力してログインしてください。
- 状況に応じて、画面の指示に従い2要素認証などのセキュリティ認証を完了させてください。
2. プレイグラウンド(Playground)の起動
- プレイグラウンド画面へ移動するログイン後、画面左上にある「Playground(プレイグラウンド)」をクリックします。
- 「Build」画面が表示された場合の対応初期画面が「Build(ビルド)」になっている場合は、画面をスキップして「Playground」を選択してください。
3. モデル(TTS)の選択
- オーディオ設定の選択プレイグラウンド画面の左上(設定エリア)をクリックし、今回はテキスト原稿を読み上げさせるため、メニューから「Audio(オーディオ)」を選択します。
- TTSモデルの指定モデル一覧から、最新の「gemini-3.1-flash-tts-preview」(またはそれに準ずるTTS Previewモデル)をクリックして選択します。
4. テキストの入力と音声・スタイルの設定
- テキスト入力エリアの準備画面上の「Turn text into...(テキストを〜に変換する)」と書かれた文字列部分をクリックします。
- 音声(スピーカー)の選択
- 画面内の「Speaker Settings(スピーカーセッティングス)」をクリックします。
- さまざまな声質のアナウンサー(スピーカー)の一覧が表示されます。各スピーカーの横にある「プレイ(再生)ボタン」を押し、実際に声を聞いて好みの声を選んでください。
- 話し方(スタイル)の設定
- 「Style(スタイル)」の項目を設定します。
- ナレーションや朗読の場合、基本的には「Newscaster(ニュースキャスター)」を選んでおくと間違いがありません(※一番上の女性風の声などが選択できます)。
- 原稿の入力用意しておいたナレーション用のテキスト原稿を、入力欄にコピー&ペースト(または直接入力)して貼り付けます。
5. 音声の生成・確認・ダウンロード
- 音声の生成(実行)原稿と設定が完了したら、画面内にある「Run(ラン)」コントロールボタンをクリックします。音声の生成処理が始まります。
- 音声のプレビュー確認生成が完了すると、その場で音声を再生できる「プレイボタン」が表示されます。クリックして、ナチュラルに読まれているか確認してください。
- 音声ファイルのダウンロード音声の出来栄えに問題がなければ、画面内に表示される「ダウンロードボタン」をクリックし、音声ファイルをパソコン等に保存します。
動画で解説
以上
